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フィットネス用語・語句解説

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このページは、今後、各語句それぞれの理解を深めた後、
個別ページを作り、そのページに飛ばすリンクページにしていきます。

フィットネス(fitness)

fit:適当、適合、健康

活力の増進、健康維持、病気予防のために行う各種運動のこと。

リラクゼーションヨーガ、ピラティス、整体
有酸素運動水泳、ウォーキング、ジョギング、ランニング、サイクリング、ダンス全般
無酸素運動短(中)距離走、筋力トレーニング、ウェイトトレーニング、重量挙げ
格闘系ボディコンバット、太極拳、

に大別されます。

自治体のスポーツ施設、スポーツセンター、スポーツクラブ、フィットネスクラブ等で行われるエクササイズや各種マシンでの運動、自宅に導入したマシンで行う運動等、日常の中に取り入れる健康増進のための運動なら全て「フィットネス」と定義できます。

漠然とした語句:「スポーツ」との決定的な違い
フィットネスには得点や順位を競い合うために身体を酷使する競技スポーツ、という側面もありますが、
それは多くの場合、インストラクター・指導者等の職業人の分野であり、
我々素人が安易に追随すると思わぬ怪我に見舞われ、本来の目的を達成できない場合があります。
フィットネスの本来の目的とは「健康管理」「健康維持」「健康増進」です。

インストラクター(イントラ)(IR)

スポーツ施設で会員に対しレッスンを行うプロの指導者のこと。多くの場合、養成所で様々な知識を吸収し、スポーツ施設のオーディションに合格したものだけがインストラクターになれます。

スポーツ以外にも、解剖学、栄養学など実に様々な知識が要求される奥の深い職業です。スポーツクラブ専属ではなく、フリーインストラクターとして色々な施設でレッスン活動をする場合は個人事業主の一種です。

代行

急な用事や体調の不良でレッスンに出られなくなったインストラクターの代わりにレッスンの講師を受け持つ事。

普段そのスポーツクラブでクラスを受け持っていないインストラクターが代行を務める場合もあるので、思いがけない出会いに巡り合えるかも???

追っかけ

アイドルのファンが好きなアイドルを追っかける、という話はよく聞きますが、スポーツクラブのインストラクターも、いわばアイドル的な側面があり、その先生目当てに、スポーツクラブに、例え会員ではなく当日料金を支払ってでも毎週クラスに参加する人やグループの事を「追っかけ」と呼ぶ事があります。人柄が好き、レッスン内容が好き、グループ仲間との交流が好き、など色々な目的でクラスに参加する人達です。例え自分が自分達が「追っかけ会員だ」と言われても、気にする必要は全くなく、むしろフィットネスを長く続けていけばそういう大好きな先生が必ずできてくるものです。「追っかけ」とは、つまりファン、ファングループの事ですから「追っかけ」グループが付いてこそ一人前のインストラクターだ、という評価もできます。

「ストレッチ」(stretch) / ストレッチング(stretching)

身体が温まった状態で行う筋肉を伸ばす柔軟運動。
スポーツのウォーミングアップ、クーリングダウン等で行われます。

アメリカのボブ・アンダーソンの著作物によりその名が世に出ましたが、
ストレッチの原点はヨーガにあります。
ヨガにはストレッチよりも遥かに豊富で複雑で高度なストレッチが出てきますから、
激しい運動を行う人は、ストレッチだけでなくヨガも定期的に行う事がスポーツ障害を防止する事に繋がります。

スポーツの準備運動としてのストレッチは、これまで反動を用いる事が多く
危険な動作である事が研究により判明した後は、より「ヨーガ」的な
反動を極力抑えた静的ストレッチ(スタティック・ストレッチ)が主流になりつつあります。

有酸素運動(aerobics)

酸素を消費しながら長時間行う軽い運動。
筋収縮を繰り返す事により体内の脂肪が消費され、
安定した呼吸を繰り返す事により持久力と心肺機能の向上が期待されます。

主な有酸素運動
水泳、ウォーキング、ジョギング、ランニング、マラソン、サイクリング、ダンス全般(エアロビクス系、ジャズ系、Hip-Hop系)など

無酸素運動(anaerobics)

短時間(最大でも4分以内)で瞬時に大きなパワーを使う運動。
筋肉中のアデノシン三リン酸を利用する非乳酸系(短距離)、
血液中のグリコーゲンを乳酸に分解する乳酸系(中距離)に大別される。
筋肉量、基礎代謝量が増えて太りにくい体質になる。
呼吸が追いつかないだけで、呼吸をしないという意味ではありません。

主な無酸素運動
短(中)距離走、筋力トレーニング、ウェイトトレーニング、重量挙げ など

※運動の仕方によって、有酸素運動であるか無酸素運動であるか厳密に定義できない場合も多くあります。
マラソン(ダッシュ時は無酸素運動)、球技全般 etc...

エアロビクス(aerobics dance)

日本で「エアロビクス」と呼ばれる場合、広義の有酸素運動ではなく、
特定のダンス系エアロビクス運動の事を指します。
ジョギングやウォーキングと同じく、有酸素性運動の一種。
有酸素運動の中でも一番楽しく行えるエクササイズです。

無酸素性運動:瞬発力・筋肉に関係する、短時間の運動。
有酸素性運動:たんぱく質・脂肪・糖質等を原料にして
体内で継続的に生成されるエネルギーを使う長時間の運動。
脂肪を燃やすといわれる所以はここにあります。

前後のストレッチ等で自己管理をしていれば、
それ程筋肉が付く運動ではありませんので女性の方もご安心を。
また、呼吸器・循環器の活動を活発にし、
生活習慣病を予防する効果も期待できます。

エアロビック(aerobic)

エアロビクスから派生した、「競技エアロビクス」のこと。1982年にロバート・アンダーソン氏が考案。
日本でも1984年から各種大会が開催されるようになりました。

ステップ(step) / STEPエクササイズ(step exercise)

フィットネス・クラブにおいてこの語句が使用される場合は、
ステップ台を用いた昇降運動のエクササイズを意味します。

この場合の「ステップ」とは、ダンスのステップではなく
踏み台(step)という意味で用いられています。
海外では、ステップ・エアロビクス(Step Aerobics)と記すこともあるようで、これが一番解りやすい名称ですね。

段差があるので、間違って足を踏み外すと捻挫する場合があります。
できれば足首まで保護されたフィットネス専用シューズの着用をお薦めします。

「ヨーガ」「ヨガ」(yoga)

インドで生まれた修行法。本格的なヨーガは精神性、宗教性、各種戒律 等も加わり
大変奥の深いものですが、現代スポーツクラブで行われているヨガは
多くがアメリカで手軽なエクササイズとして開発されたものが多いので
誰でも気軽に始める事ができます。

「ストレッチの高度なヴァリエーション」がヨーガです。
ストレッチの親が、「ヨーガ」であるともいえます。
年齢を問わず一生続けられるエクササイズ(健康法)です。

腹式呼吸に合わせ、全身の様々なストレッチを行います。
ヨーガの各種ポーズには、柔軟性を高めたり、精神のリラックス、
インナーマッスルを強化する等、様々な効果があります。
一番歴史の古いこのエクササイズには、
我々の想像を絶する様々な効果が内包されているようです。

ピラティス(pilates)

筋肉に負担をかけずに体を鍛えるためのエクササイズ。
第二次世界大戦時にドイツ人、ジョセフ・ピラティスによって、
負傷兵のためのリハビリ・トレーニングとして開発されました。

呼吸と動きとの連動を重視し、全身の歪みの矯正と、
体幹部(体の内側の骨や筋肉)(インナー・マッスル)を強化するのが目的。
80年と浅い歴史ですが、またたくまに世界に浸透しました。

胸式呼吸に連動させたゆっくりした動作でエクササイズを行います。

ヨギラティス(yogilates)

ヨガとピラティスを融合したエクササイズ

ルーシーダットン(Rusie Dutton)

タイ式のヨーガ。タイの古典的なリハビリ、整体です。

ルーシー:「行者」「聖仙」「仙人」
ダッ:「正しい方向に矯正する」
トン:「自分」

修行中の仙人が、行き過ぎた修行によりバランスの崩れた全身を、
自分で補正・修復するための各種鍛錬法。

呼吸法
・5秒間息を吸い
・3秒間息を止め
・5秒間息を吐く

各トレーニングメニューにおいて、組んだ足の上下を組み替え、同じトレーニングメニューを繰り返します。

アシュタンガヨガ(Ashtanga Yoga)

中〜上級者向け。「パワー・ヨガ」の前身

聖者「パタンジャリ」により「ヨーガ・スートラ」としてまとめられ、

この「ヨガ8支則」の数字の8を、サンスクリット語で「アシュト」という事から、「アシュタンガヨガ」と呼ばれるようになりました。
アシュタンガはサンスクリット語で「8本の枝」という意味で、それを理解することは必須。

同じポーズを決められた順番で、途切れる事無く短時間で繰り返していくのが特徴です。様々なポーズを流れるように速いテンポで、連続的につなげていくスタイル


リトミクス(ritmix)

メドレー形式で流される色々なジャンルの音楽に合わせ、
その音楽ごとにダンス・スタイルを変えて踊るエクササイズです。

コリオ(choreo)(振り付け)

(コリオグラフィー)(choreography)振り付け
(コリオグラファー)(choreographer)振り付け師

あらかじめ誰かの手によりデザインされた時空間的動きの流れのこと。
バレエ、ダンス系統だけでなく、フィットネス全般の動きの記録に使われます。

エアロビクスとステップ(台)の基本的な構成は、
前半32カウント、後半32カウントの、計64カウントです。
難易度の高いクラスですと、これにブロック3が加わり3部構成になります。

ブロック1
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:

ブロック2
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:
1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8:


多くの場合、各ブロックごとに逆足で繰り返されます。

・ブロック1を右足から開始
・ブロック1を左足から開始
・ブロック2を右足から開始
・ブロック2を左足から開始
・ブロック3を右足から開始
・ブロック3を左足から開始

ステップ・エアロビクスの場合のコリオ記述法

「↑」足をステップ台の上に乗せます。
「↓」足をステップ台の上ではなく床の上で踏みます。

1:右↑ 2:左↑ 3:右↓ 4:左↓

台のどこの部分に足を乗せるかを指定します。
1:右↑左端 2:左↓ 3:右↓ 4:左↑右端

カッティング・ハーフ

右でやったブロックを左開始で繰り返すのが普通ですが、
敢えて、それをやらずに、次のブロックの左開始から始める動き。
パズル的要素があり、通常よりも難易度が増します。

・ブロック1を右足から開始
・ブロック2を左足から開始
・ブロック3を右足から開始
・ブロック1を左足から開始
・ブロック2を右足から開始
・ブロック3を左足から開始

オリジナル・コリオ(original choreo)

二種類の意味があり、ボディコンバットなどのスタジオ・エクササイズで、
インストラクターの作成したコリオに自分独自のアレンジを加える場合と、
コリオをゼロから自分で作成する場合があります。

自分独自のアレンジを加えるのは全くの自由ですが、立ち位置によっては、
クラスの進行を乱してしまう場合もあります。初心者でなくとも、近くにいればついつい釣られてしまうものです。
立ち位置は、最右端、最左端、最後尾など、
できるだけインストラクターの先生から遠い位置で行うのが
マナーというか、その方がより自由に行えますからお勧めです。

ロー・インパクト(Low Impact)

片足が常に地面についた状態で行うコリオ。入門者・初心者向けのクラスは殆どがロー・インパクトの動きで構成されています。
ハイ・インパクトのエアロビクスが全盛だった頃は、スポーツ障害に陥る人が増えてしまい、その反省の意味もあって上級クラスでもハイ・インパクトな動きを多用し過ぎず、カッティング・ハーフ等で構成を複雑にしたり、ターンの回転角度を増やしたりして難易度を上げる工夫がなされるようになりました。

ハイ・インパクト(High Impact)

飛び跳ねる度合いの多いコリオ。
時に両足で跳ねる場合もある足に負担の多い運動なので、
運動後は各自で自己管理を徹底してほしいですね。

クラップ(clap)

ビートに合わせて、両手の手のひらで拍手すること。上級になると両足でクラップする動きも出てきます。

フリーズ(freeze)、(ポーズ)(pause)

その場で静止する(立ち止まる)こと。

フレックス(Flex)

かかとを突き出し、足の甲と足首が90度以内になるように曲げること。

ポイント(Point)

つま先を伸ばすこと。 フレックスの反意語。

アームカール(Arm Curl)

両腕を下から上に引き上げる動作。
筋力トレーニングでも、エアロビクスの準備運動でも使われる語句。

握り締めた両腕を手の平を上に向けた状態でまっすぐ下ろし
脇をしめ、肘を曲げて拳が肩に近づくぎりぎりの角度まで
両腕を下から上に引き上げます。

アライメント

エアロビクス等を行う場合の姿勢のこと。「胸を張る」、「上体を引き上げる」等。
正しい姿勢でエクササイズを行うことは安全性を高め、見た目にも美しく映ります。
サバイバルエアロ等の各種コンテストの審査項目でも重要な位置を占めます。
競技者の体質特性によってはアライメントを維持するために筋力トレーニングが有効な場合もあります。

巧緻性

リードインストラクターの動きを把握し、その動きを、その場で正確に模倣・再現できる運動能力のこと。

キューイング(queueing)

先生が出す各種動きの指示のこと。手振りで行う場合や口で行う場合もあります。

ビジュアルキューイング(visual-cuing):手振りや動作で、相手の目に伝える各種動きの指示のこと。

バーバルキューイング(varbal-cuing):声を出す事により、相手の耳に伝える各種動きの指示のこと。

レイヤリング(layering)

土台となるシンプルな動きを提示した後に、動きに徐々に変化を加えていき、
完成型へとリードしていく手法。コリオを相手に解りやすく伝える事ができます。

アドオン(add on)

以前のフォーメーションに新しい動きを加える、または変化させること。

例)
・ブロックを追加
・アームを追加
・3リピーターの2番目をシザースに変更

シンメトリカル(symmetrical)、シンメトリー(symmetry)

symmetrical:対称形の

左右均等・左右対称に展開されるコリオ構成のこと

スーパーシンメトリー
反意語:アシンメトリー(asymmetry) 非対称

フロー(flow)

flow:流れ

コリオ等の各種動作の連続的な流れを指す。

アイシング(icing)

エレメント(Element)

Element:要素。演技の構成要素。

競技エアロビックなどにおいて、難易度が定められた各種動作のこと。
各種エレメントを組み合わせたものが演技(ルーティン)です。

アイシング(icing)

クーリングダウンの一種。患部を水や氷で冷やすこと。
競技後の筋肉の腫れなどを抑えます。
捻挫、打撲、肉離れ等の怪我の応急処置としても有効です。

運動した後はシャワーではなく温浴をお勧め致しますが、交互浴による冷水浴もお勧めするのは、
運動で腫れ上がった体を一時的に冷やす事で炎症を抑えるためと湯冷め防止対策です。

体脂肪率

体全体に対する脂肪の割合のこと。
適正体脂肪率は年齢によって幅がありますが、
男性の場合、14〜23%、女性の場合、17〜27%
が適正値といわれています。

ボディマス指数(BMI)(Body Mass Index)

体重と身長の関係から算出した、ヒトの肥満度を表す指数です。

計算式は

BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗

で算出されます。

日本での基準値は
18.5未満:痩せ
22:標準値
25以上:肥満

例)170cm、体重60kgの場合
BMI=60÷(1.7×1.7)=20.761245

基礎代謝

人体の生命維持に必要な最低限のエネルギー。
消費量は、筋肉が約4割、続いて肝臓、胃腸等の内蔵系

基礎代謝量が多い程、「燃えやすい」体質といわれます。

基礎代謝量を上げるには
・日常の身体活動レベル(運動量)を上げる
・筋肉量を増やす

BPM(Beats Per Minute)

1分の間に繰り返されるビートの数。
これが多い程、テンポが速い、という事になります。

呼吸法

ヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸、といわれていますが、その動作ごとに腹式・胸式を使い分ける場合があります。

腹式呼吸

ヨーガで行われる呼吸法。発声、歌唱の際にも必要な呼吸法です。

日本人は殆どが胸式呼吸であるといわれています。

腹式呼吸を習得するには、まず寝た状態で呼吸し、腹部(腹筋部分)が上下しているかどうかを確認する方法があります。寝ている場合は腹式呼吸になっている場合が多いからです。その感覚を、起きた状態で再現するのです。意識的に腹部が膨らんだり引っ込んだりするよう呼吸してみます。もし肩が上下していれば、それは胸式呼吸です。

もうひとつ、これはかなり確実な腹式呼吸の習得法ですが、横になって腹筋運動をしながら大声で発声するトレーニングを行う方法です。上体を持ち上げる時に大声を出す事を繰り返します。腹筋のトレーニングそのものが腹式呼吸のトレーニングである、ともいえます。

腹部が膨らんだり引っ込んだりするだけでなく、横隔膜(腹部の上にある膜)が上下しているかどうかも意識して呼吸する事が大事です。

胸式呼吸

ピラティスで行われる呼吸法。
胸式呼吸により腹部を常に薄い状態に保ち、横隔膜とや腹横筋(ふくおうきん)等のコアの筋肉を鍛えるため。

筋力トレーニング

筋トレ、ウェイトトレーニングとも呼ばれます。
「今、体のどこの筋肉の部位を鍛えているのか?」を明確に意識しながらトレーニングを行う必要があります。

・空中における可動域を最大限に用いた運動
 空中で関節の可動域をフルに用い、回転運動やねじり運動を行う方式。
自重を用いたトレーニングの前段階として有効です。

・自重を用いたトレーニング
 自分の体重を利用したトレーニング。マシントレーニングの前段階として有効です。

・マシントレーニング
 トレーニング用のマシンを使用するトレーニング。フリーウェイトの前段階として有効です。

・フリーウエイト
 ダンベルやバーベルなどを使用するトレーニング。
 マシントレーニングとは違い、どこにもつながれていない「錘(おもり)」を使用し、
 負荷の選択幅が広いため、より危険度が増します。
 初心者も上級者もトレーニングを補助する人が必要な場合があります。

空中における可動域を最大限に用いた運動

上体を時計回り、反時計回りに回す
右腕を伸ばし左腕はその逆方向に伸ばす、
右腕を捻り左腕はその逆方向に捻る、
など、今自分が可能な可動域を全て使い、回転運動やねじり運動を行います。
一回程度ではなく、何回も回数を重ねていくと次第に筋肉層のコアに訴えかけ、
痛みを感じるようになります。それが効いている証拠となります。

※この項目についてはまだ勉強中です。もっと具体的・適切な表現を探していく事にします。

自重を用いた筋力トレーニング

器具を用いない筋力トレーニングは自分の体重を利用するので無理が無く一番安全な方法です。

安全:自重→マシン→フリーウエイト:危険

特に筋力トレーニングの初心者は、この方法から始めるのが望ましいようです。

プッシュアップ

腕立て伏せ。大胸筋、上腕三頭筋のトレーニング。
・うつ伏せになり両腕と両足で全身を保持
・肩幅よりも少し広めに両腕を置く
・中指が正面を向くようにして手の指を開く
・ゆっくりと胸が地面ぎりぎりになるまで両腕を曲げる
・そのまま4秒間程静止
・両腕をゆっくり戻す
※全身が常に1直線の「板」の状態を維持する

プッシュアップをする際の手の置き方
・指先を前に向ける
・指先を内側に向ける(両手の中指同士がご対面している状態)
・指先を外側に向ける(両手の中指同士が右横・左横に向いている状態)
※手の置き方によって鍛える筋肉の部位が微妙に違ってきますから、
色々な角度・置き方で腕立て伏せを行うのが効果的です。

クランチ

仰向けに寝て、上体を起こす動作。腹直筋のトレーニング。
・仰向けに寝て足を90度に曲げる
・両手を頭の横に置き、上体をゆっくりとひざの方に上げる
・そのまま4秒間程静止
・上体をゆっくり戻す

スクワット

下半身(大腿四頭筋・下腿三頭筋・大臀筋・中臀筋)のトレーニング。
・直立姿勢で両足を肩幅に開き、両腕を頭の後ろで組む
・背筋を伸ばしたままの状態でゆっくりと膝を曲げていく
・ふとももが地面と水平になったらそのまま数秒間程静止
・ゆっくりと膝を伸ばしていく

片足スクワット

手っ取り早く筋力を付けたい場合に有効です。
・右足に体重を乗せる
・左足は自分の一番楽な状態で浮かす
・右足を支点に、お尻とかかとが完全に付くまで屈伸を深める
・直立姿勢に戻る

これはバランス感覚を鍛えるためにも有効ですが、
体重全てを片足で支える負荷の高いトレーニングですから、
あまり無理をすると足の痛めます。
まずは両足が地面に付いた状態で行う「両足スクワット」で
足の筋力の基礎を充分に付けておきましょう。

インナー・マッスル(inner muscle)

深層筋群
体の内側にある筋肉のこと。

関節の固定・動作補助の役目を担います。
そのため、インナーマッスルを鍛えることにより、
姿勢・バランス感覚、コントロール能力が向上します。
その他にも、スポーツによる故障のみならず、
日常の腰痛や肩こり等の予防にもなります。

鍛え方:
ストレッチ、ピラティス、ヨーガ などのエクササイズが有効です。
自分の体重を負荷として用い、ゆっくりとした動作を繰り返し行う事で
次第に体の内部の筋肉の存在が意識できるようになります。

アウター・マッスル(outer muscle)

表層筋群
体の表面にある筋肉のこと。

インナー・マッスルとアウター・マッスル、
この2つの存在を常に意識しながらトレーニングを行う事が
スポーツ障害を回避するのにも有効です。

超回復

トレーニングの後に中日(なかび)を設け休息を取る事により、
ダメージを受けた筋肉が以前よりもいい状態に回復すること。
年齢により中日は1〜2日の幅があります。
筋力トレーニングを毎日続けたい場合、
鍛える部位を日ごとに変えると安全かつ効果的です。

また、筋力トレーニングの後には、
有酸素運動→ストレッチ→入浴(水流マッサージ)→食事→睡眠
という休息の流れを作ると回復力が高まります。

中日(なかび)を設けずにむやみにトレーニングを続ければ、慢性的な筋肉痛・関節炎に悩まされる事になります。

交互浴(温冷交互浴)

温水入浴と冷水入浴を交互に行うこと。
温水入浴は2〜3分、冷水入浴は1分以内程度。
冷水入浴は足を浸すだけで十分ですが、慣れてきたら
全身を浸せば風邪に強い身体が作れます。でも心臓に負担がかかるのであくまでも程ほどに。

交互浴の効能:
・疲労回復
 抹消血管が拡張して血行がよくなり、乳酸などの疲労物質他老廃物を排出しやすくなるため
・冷え性の体質改善
 「上がり湯」的効果があるので温水入浴だけするよりも湯冷めしにくくなります。
・炎症の防止
 運動後すぐに下半身を冷やす事でシンスプリント等の下半身の炎症を抑える事ができます。
・立ちくらみや貧血、失神の予防
 温浴だけを続けていると、血流が活発になり過ぎて、立ちくらみ、異常発汗、気絶、失神などに見舞われる事があります。
時には20分も倒れこんだまま身動きが取れなくなくなってしまう事があります。
主に頭部が暖まり過ぎて起こるようで、一種の危険信号のようなものかもしれません。
しかし、温水浴の間に冷水浴を挟む事で、全身の血流が活発になり過ぎる状態を防ぐ事ができます。

温水浴も冷水浴も、手順は、まず、足、手先、頭部とかいった心臓から遠い部分から浸して行き、
徐々に心臓に近い部分を浸していきます。「ザブーン」と浸かる事は非常に危険です。
一番いい方法は浸かる前に座って「カラン(水桶)」で足先、手先に水をかけていく方式です。
こうやって「これからこういう温度の水に浸りますよ」と体に脳に事前警告を与える事が心臓を守る事に繋がります。


スポーツ障害

運動により体を使い過ぎて体のある部位に炎症、断裂、骨折などの障害や外傷などが起こる事。プロのスポーツ選手、インストラクターだけでなく、フィットネス愛好家にも起こりうるものです。

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

走る事により膝の屈伸運動を長時間繰り返す事で、て腸脛靱帯と大腿骨外顆がこすれて炎症を起こす障害のこと。マラソンランナーだけでなく、球技、ダンス、水泳といった様々なスポーツを行う人がこの障害に罹る危険性があります。対策としては、長時間の運動は避ける、合間に休憩を取る、柔軟運動(ストレッチ)を運動前、運動中、運度後に実施する、衝撃を吸収してくれるシューズを履く、靴の中にも衝撃を吸収する中敷を入れる、厚い靴下を履く、サプリメントを採る等です。

ランナー専用の靴は高価ですが、地面からの衝撃を吸収してくれる構造になっており、安心です。しかし普通のシューズでも上記の様に、厚い中敷(インソール)や靴下で衝撃を吸収する構造に自分でする、という手段があります。

サプリメントの中でもグルコサミンは関節軟骨の構成成分であり、軟骨を修復させる効果がある、とされています。

症状に罹ってしまった場合、すぐに運動を止めて、定期的に患部をストレッチ、アイシングし、場合によっては医院に相談する必要があります。

シンスプリント (shin splint)

shin:脛(はぎ)

ハイ・インパクトな運動により、体重の数倍の襲撃を吸収し続けた脛骨に炎症が生じること。
軽い鈍痛から始まり、放置すると最悪疲労骨折になる場合も。
特に身体を酷使するプロのスポーツ選手、インストラクターに多い病気。

日常の予防策としては、アライメント(姿勢)の補正、運動前後の入念なストレッチと足首・膝・腰のアイシングが必要不可欠です。
症状が現れた場合は休息が第一です。

殆どの人はハイ・インパクトなエアロビクスの危険性になど気付いておりませんが、クラスを見渡せばわかるように、何も対策を練っていない人は、40代・50代・60代と、次々と途中脱落していき、若い人しかいません。エアロビクスを細く長く楽しむためには、とにかく自己管理を徹底して無理はしない事が大事です。

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)(osteoarthritis of hip)

エアロビクス等の有酸素運動のやり過ぎで、関節の軟骨が変形したり磨耗したりして、股関節に炎症が起きる場合があります。加齢による一次性・変形性股関節症と、運動のやり過ぎによる二次性・変形性股関節症があります。重度の場合、激痛に襲われ、もう運動ができなくなってしまいます。

女子ベンチプレス50歳代の部「マスターズ2」で110キロの世界記録を保持する富山県の増山朱美さん(50)は、ジムで趣味のエアロビクスに連日励んでいましたたが、33歳の起床時に、股関節に自力で歩けないほどの激痛を覚えました。変形性股関節症と診断され、医師から「もう運動はできない」と宣告されました。それがベンチプレスにのめり込むきっかけとなったのだそうです。

「エアロビクスしかしないエアロビクス愛好家」、「ボディコンバットしかしないボディコンバット愛好家」は多いです。趣味の領域ですから好きな事だけしていたいのは当然ですが、そういう生活を連日一年中続けていくと、いずれ、ある年齢で体にガタが来てしまうという事です。予防策としては、ストレッチやヨガ、ピラティス、整体などのリラクゼーション系のクラスだけを受講する休息日を設けて全身の状態を定期的に調整・修復する必要があります。

足首を捻挫した(くじいた)場合の処置

RICE処置
・Rest(安静)
・Ice(アイス)
・Compression(圧迫)
・Elevation(挙上)

実際の手順は、
I:速やかに、くじいた患部を冷やし、
C:患部を包帯やテーピング等で圧迫し、
E:患部を心臓より高い位置に置いて、
R:患部を動かさず安静を保ちます。

捻挫した後は、とにかく「すぐに患部を冷やす」のが大事です。

捻挫後の数日間は「RICE処置」を施し、患部はシャワー程度ですまします。
痛みや腫れや炎症が収まった4〜7日目以降は逆に患部を温めます。
様子を見ながらストレッチや入浴、運動なども徐々に再開していきます。

新スケ

2ヵ月ごと、3ヵ月ごと、などの期間で変更された、新しいスケジュールの時間割の事。
多くのフィットネス愛好家は、この「新スケ」の内容で一喜一憂します。
枠が無くなってしまったり担当インストラクターが変わってしまったら、一大事です(^^)

ズンバ(ZUMBA)

ラテン・ミュージックに乗ってエアロビクス系ダンスを踊るフィットネス・エクササイズ。

http://afaa.co.jp/modules/zumba/index.php?content_id=1


バレトン(BALLETONE)

ニューヨークのバレエダンサーによって作られたエクササイズプログラム
「バレ」はバレエ、「トン」は身体の筋肉を整えるという意味の造語。







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